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チラシの裏。だいたいサカモト教授の話かCCMの話か音楽の話。
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2013/04/21 (Sun)  【 「陸前高田にオーケストラを」コンサートに行ってきた。 】
4/20(土)に行われた、陸前高田オケ@陸前高田第一中学校にスタッフとして参加してきたおはなし。
以下雑感をつらつらと。ほぼただの旅行記と化してる気がするのは気のせい。

+ + + + + + + + + +
★当日朝~演奏会
リハーサルや決起会に一度も顔を出せず、本当に自分にできる事があるのか不安に思いつつ当日の朝を迎えた。
長距離のバス移動は確実に身体を蝕むと思ったので、バスには乗らず新幹線での移動。
が。鈍行一本逃して新幹線を乗り過ごし、1本遅らせるヘマ。本当に申し訳ありませんでした……
折れそうな心を奮い立たせて予定と違うルートを必死で検索して、1時間ビハインドくらいで現地入り。
リハ中の体育館に向かうと、威風堂々が聞こえてきました。
こっそり中に入って、先に居たけいさんとやなぎさんにご挨拶。
パンフチラ見。あ、スタッフの名前まで載ってる。うれしい。
受付のお手伝いをすることになったけど、リハ中は特に出来ることも無く、ひたすらじっとリハ風景を眺めてました。

総勢90名ということで、圧巻の風景。年齢層も幅広く、改めて発起人のぱこの顔の広さを感じました。
練習回数数回だったはずなのに、すごく音がまとまっててびっくり。
クラシックのまとまり感がすてきだったなあ。
「お客さんに指揮を振ってもらう企画」のリハではけいさまが呼ばれて指揮振ってた! 流石の人気である。
13時半くらいから、ちらほら関係者の方がいらっしゃったので中へご案内。は、早くない……?
途中からは見学に来た中学生の手拍子も加わり、和やかな空気でのリハでした。
タンタンタタタン♪で手拍子始めたときには驚いた。ノリ良いなあ。
アンパンマンはノリ易かったのか、曲中の手拍子に加えて演奏終了後に口笛が飛んでたw
しかし、まさかクラス単位(4クラス分くらい?)で来るとは。
最後の最後に、威風堂々で演奏に加わる予定の吹奏楽部のみなさんもリハに参加。
リハ終了時刻は14時だったけど、結果20分押しくらい?だったかな。
14時過ぎ辺りからお客さんも来始めて、みんな行動早いよ!ってあたふたしながらご案内してました。
「まだリハ中なんですよ」って言ったらおばあさまが「しづがにして聞いでるがら」ってにこやかに仰ってたのが印象的だった。
奏者さんの奥様から一本松のポストカードをいただいたりもしつつ、随時ご案内。
途中で、中止になったプレコンの代わりになのかな?ゆげさんと戸塚さんが歌ってらっしゃいました。
開演予定時刻の15時ごろに、パイプ椅子の位置をもっと前に出す計画が発動。
若干遅れつつも、演奏会は幕を開けたのでした。

トトロの時の楽器紹介良かったなー。お客さんはオケに馴染みが薄いだろうし、ああいうのっていいよね。
MOTHERメドレーは、演奏前の市原先生のMCにぱこへの愛を感じた。
「発起人のぱこ(仮)くんがすごく好きな曲なんですが、3日前に来られなくなってしまって。
 すごく綺麗でいい曲なので聞いてください」(うろ覚え)
あれはぱこありで聞きたかったな。ファゴット?の2人くらいがネス帽子被ってて芸細かいなって思った。
あと、愛のテーマはゆげさんの歌声あっても良かったんじゃないかなとか。わたしが聞きたいだけですね。
マルモリとアンパンマンはとにかくゆげさんが可愛かった。
一番耳に馴染んでるからか、アンパンの時にお客さんが首を縦にゆるく振って聞いてたのに和んだ。
花は咲くはやっぱりゆげさんまじ天使だと思った。綺麗。こっそりハモリ歌ってたのは秘密。
ここで15分間の休憩。この間に、受付に置こうと思って時間が無かったどせいさんを控室から取ってきた。
プリンク~は聞いててDQを思い出してしまい、己のゲーム脳のひどさを改めて実感。ぼうけんのしょがね!
タイプライターは目でも耳でも楽しめてすてきだった。凄い打楽器だなあ、タイプライター。
ハンガリー舞曲第5番での指揮体験では、何故かわたしも呼ばれる事態に。えっえっ。
いやまあ一番最初は関係者から呼ばれるくらいがサクラとしてはちょうど良いですけどね?
「お名前は」「○○です」
「今日はどこからいらっしゃいましたか?」「東京から」
「おいくつですか?」「28です」「見えないですねー」「フヒヒサーセン」
ということで当たり障り無く振っておきました。なるほど確かにこれはこわいw
入りのタイミングでコンミスがリードしてくれて、コンミス(コンマス)のちからってすげー!と感動。
ほかに小学生低学年くらいの女の子と、自ら手を挙げてくださった男性の方と、吹奏楽部の黒一点(!)の男の子が振ってました。
女の子は戸惑ってる感が出てて微笑ましかったし、男性の指揮は緩急ついてて面白かった。
黒一点に関しては、振る前に女子から「がんばれー!」の黄色い声が。若いなあw
ゆーっくり振ってて、指揮者が代わった時にどう変化するかがお客さんにも見えたんじゃないかな。
見てて楽しかった!
アンコールの威風堂々。吹奏楽部のみなさんの初々しさが良かった。感動しただろうなあ。
最後のシメ、ラデツキー行進曲。客席に拍手を煽る先生。
こういうパフォーマンスってよくあるけど、指揮に慣れてない人でもちゃんと息が合うのがすごいよね。
手拍子してるお客さんが楽しそうで良かった!

終演後は、入り口でポストカード配布しながらみなさんをお見送り。
「良かったよ」「感動したよ」の声もいただけて、奏者じゃないけど凄く嬉しかった。
何よりもみなさんの笑顔が嬉しくてね、もうにこにこしながらありがとうございました!って言いまくったわ。
お客さん曰く「今日は別の所にあやとちえさんが来てるらしくてね。イベント重なっちゃって残念ね」とのこと。
それ聞いて、そのイベント無ければもう少し来たんじゃないかなと思った。
でもあやとちえさんよりもオケを選んで来てくださった方が約100名いたっていうのは有難い事だよね。
どれくらいの規模を想定していたのかは分からないけど、やった意義は確かにあったんじゃないかと思う。
ほんとお客さんの笑顔を奏者のみなさんとかぱこに直接見せたかったもの。
お年寄りの笑顔ってなんであんなに胸がキュンとなるんだろうなあ。

★終演後
お見送りも終えて撤収作業をして、控室でまるちんときゃっきゃうふふしてたら中学生が合唱を披露してくれるとのこと。
体育館へ戻ると、先ほどの吹奏楽部のみなさんが「旅立ちの日に」を歌ってました。
12人しか居ない割には響いてる印象だった。ソプラノ頑張ってた。
その初々しい歌声に、中学校の合唱コンクールを思い出した。
黒一点の子が男声一人なのに女声を支えてて、けいさんと二人で「いいねあの彼」って噂してたw
指揮者を変更して(OBっぽい方?に交代してた)、さらに一曲(知らない曲だった)。
またまた指揮者が変わって、「COSMOS」を披露してくれました。いい選曲だよCOSMOSだいすきだよ!
大学時代にサークルでよく(声出し代わりに)歌ってたので、すごく思い入れがあって。
ついこっそりアルト歌ってたのは秘密なんだぜ。てへぺろ。
最後に校歌を肩組んで斉唱してくれました。なんか予想外の音の動きをする校歌だった!
お礼に合唱をプレゼントしてくれるとは、やるなあ中学生。すごく胸があったかくなった。嬉しいね!

帰りはおにくせんせいのレンタカーに乗せて貰うということで、まるちんとときなさんに別れを告げて車へGO。
途中靴を探して三千里してたんだけど、すれ違う中学生がみんな「ありがとうございました!」って元気良くいってくれたのが印象的だった。若さ溢れてるなあ。
わたし13歳のときにはあんなに礼儀身について無かったと思うんだ……
一ノ関まではおにくせんせいとけいさんとわたしの3人で色々話をしながら帰りました。
途中でせんせいにガルボ差し入れしてたけいさんが流石すぎて何も言えない。気の利かない系女子代表ですみません……
「メールとかツイッターとかでやりとりしてるのと生身じゃ全然印象違うよね」って、誰かさんの話もしたよ!
山道を乗り越え、20時前くらいに無事に一ノ関について、せんせいとお別れ。
一旦宿に荷物を置いてから、近くの飲み屋でお夕飯。
おいしい魚をつまみながら、2人でひっそり打ち上げました(*´▽`)
焼魚定食(ほっけ)、おいしかった。さすが三陸付近。
お通しのかずのこわさび漬けからしマヨ和え?がすごく不思議でからうまだった。
ひととおりダベって、宿に戻ってからもちょっとダベって。
けいさんのスイッチが突然落ちる(=寝落ち)ようになったので、解散してそれぞれの部屋(シングル)に戻りました。
お風呂入ってツイッター見て0時半すぎくらいに就寝。

★翌日
8時過ぎに起床。寝ぼけ眼で着替えて窓の外を見たらみぞれ雪。わーお。
9時過ぎくらいにレストランで朝ごはんを食べながらまったり。窓の外は雪が本降り。……わーお。
荷物をまとめてチェックアウトして、近くの「世喜の一」という酒蔵へ。

  

雪が降ってたからか、われわれが最初のお客さんのようでした。
試飲とか試食もあった! お酒飲めないけど、割と見てるだけで楽しい。
博物館もぐるっと見て回った。が、さむい。
お昼ここで食べちゃおうぜってことで敷地内のレストランへ。
そこで頼んだのが写真右の「桑うどんもち膳」。写真よりでっかくて豪華!
一ノ関はどうやらもち料理が名物らしい。右上のもちは、あんこ・ずんだ・えごま・えびの4種。
えびのおもちなんて初めて食べた! ほのかな塩味がいいね。
おもちはお店でついているらしく、やわらか。おなかいっぱいになりました。
まったり話したあとは駅に戻ってお土産を物色し、喫茶店で時間を潰して新幹線へ。
やまびこだと思ってたら車両がはやぶさだった! 新しい! かっこいい! 広い!
ぐーすか寝て帰ってきましたとさ。おしまい。
演奏者・関係者のみなさま、お疲れ様でした。

★まとめ
結局ただの旅行記になってしまった。それもまた一興。
今回初めて被災地に行ったわけですが、まず始めに飛び込んできたのは気仙沼の海岸沿いの風景。
もしかしてそうなのかな、が確信に変わって行くと、とたんに背筋がぞくっとしました。
あの、本当に言葉で言い表せない感情はなんなんでしょうね。胸が締め付けられて、涙目になった。
そうしてバスに乗っているうちに、陸前高田に入って。
元々はここに街があったんだろうな、って。鉄筋の基礎とか、更地になってる場所とかを見て思った。
仮設の建物もたくさんあって、なんとも言えない気持ちになった。
実際に自分の目で現地の風景を見ると、言葉以上に語りかけるものがあるよね。
深夜バスで現地入りした組は語り部さんから色々とお話を聞いたみたいだったけど、それも聞きたかったな。
「ぜひもう一度訪問して、こんなに頑張ってるんだ!っていうのを感じてください」的な事を仰ってたらしいのですが、確かに「基準となる風景」があると、また違った風に見えるんだろうなと思う。
比較対象があると、漠然とした感情がもっと整理できるような気がするんだ。

今回の企画、参加した動機は軽いものだったけど、参加できてよかった。
企画を立ち上げて、色々動き回って人を集めて、演奏する。
ぱっと見「当たり前」のように見えるこの流れをやり遂げたっていうのは凄い事だと思うんだ。
ぱこが来れなかったのは本当に残念だったけど、その想いは届いたと思う。
お客さんの笑顔が何よりの「結果」だったんじゃないかな。
もっと、もっともっと笑顔が増えるといいね。

ぱこおつかれさまああああああああ!!!
またいつか共演したいぞ!



いつものわたしの本体+ぱこの代理でどせいさんが2人だったのは秘密だ(・ε・)
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無題
よんだ!ありがとう!
広報は不足してたところもあったかもしれないw
ぱこ 2013/04/21(Sun) 編集
おっすおっす!
現地になかなか赴けないから、広報するのも難しいよね。
なんとなく雰囲気伝わってたら幸い!
 【2013/04/21】
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